ベンチでスマホ操作、デパイに厳しい視線

コリンチャンス(ブラジル)に所属するメンフィス・デパイ(オランダ代表)。22日のフラメンゴ戦での一場面が波紋を呼んでいる。試合中、ベンチに下りた同選手がスマートフォンを手にしたのだ。

チームスタッフが即座に注意。だがこの光景は、ブラジルサッカー界のOBから批判の声を招いた。元ブラジル代表FWルイス・ファビアーノ氏(元ACミラン)がこの件に言及。ESPN Brasilが24日に報じている。

欧州基準との落差を指摘

「欧州のクラブならあり得ない」。ファビアーノ氏の言葉は明確だ。一流クラブの規律感、プロ意識の違いを強調した。試合中のベンチでのスマホ使用は、集中力の散漫を示す行為。特にDFWの立場では許されない振る舞いと指摘される。

デパイはコリンチャンスの主力として期待される選手である。だからこそ周囲の目も厳しい。ブラジルでのプレーはプレースタイルだけでなく、規律面でも適応が求められることを改めて露呈させた。

POINT 1 異なるサッカー文化の衝突

メンフィス・デパイはオランダとスペイン、フランスでのキャリアが長い。欧州の厳格な規律環境から、ブラジルのより柔軟な現場へ。その違いが可視化された瞬間。

デパイの加入はコリンチャンスにとって大きなニュースだった。エンターテイメント性と得点力を兼ね備えた攻撃手として期待された。だが実際のブラジル舞台での適応は、単なるテクニックの問題ではない。

POINT 2 職業意識の見える化

ルイス・ファビアーノ氏の指摘は、ブラジル国内のプロ意識の水準を浮き彫りにした。アイロンマンとしての姿勢が問われる時代が来たのか。

スマホを触った時間は数秒だったろう。だがスポーツの現場では、こうした瞬間が評価を左右する。ベンチでの振る舞いはチームメイト、指揮官、サポーターの目に映る。

実は欧州の一流クラブでは、ベンチでの姿勢管理は厳格だ。スポーツドリンクを飲む角度、うなずく仕草まで指導される。デパイはそうした環境を知っている。ブラジルでの自由度の高さに甘えたのか、単なる習慣の違いか。いずれにせよ、改善が急務だ。

フラメンゴ戦はコリンチャンスにとって重要な試合だった。その緊張感の中で、選手のメンタル状態が露わになることもある。スマホ操作に走った理由も考慮すべきだろう。

だがファビアーノ氏の言葉は重い。「欧州のクラブなら絶対にしない」。この一言に凝縮された現場感覚は、デパイへの期待の大きさを逆説的に示している。

SUMMARY

メンフィス・デパイがベンチでのスマホ操作で指摘される。元ブラジル代表のルイス・ファビアーノ氏は欧州基準との違いを指摘。プロ選手の規律意識は、細部の行動で問われる。