日本代表のW杯グループF最後の対戦相手が確定した。現地時間3月31日、欧州予選プレーオフ・パスB決勝でスウェーデンがポーランドを3-2で破り、2018年ロシア大会以来2大会ぶりとなるW杯出場を決めた。88分、アーセナルのFWビクトル・ギェケレシュが劇的な決勝ゴールを挙げ、ストロベリー・アレーナ(ソルナ)を歓喜の渦に包んだ。

大会W杯欧州予選プレーオフ パスB 決勝
対戦スウェーデン 3 - 2 ポーランド
日時2026年3月31日
会場ストロベリー・アレーナ(ソルナ)
得点者[瑞] エランガ(20分)、ラガービエルケ(44分)、ギェケレシュ(88分)
[波] ザレフスキ(33分)、シフィデルスキ(55分)

激闘の90分——2度追いつかれても折れなかったスウェーデン

前半:シーソーゲームの幕開け

20分、アンソニー・エランガ(ノッティンガム・フォレスト)がペナルティエリア外から左足で鮮やかなカーリングショット。ボールはGKの手を弾き、ゴール右隅に突き刺さった。しかし33分、ポーランドのMFニコラ・ザレフスキがファーポストへのシュートで同点に。前半はこれで終わらない。44分、CKからグスタフ・ラガービエルケがヘディングで叩き込み、スウェーデンが再びリードを奪って折り返した。

後半:レヴァンドフスキの執念、そしてギェケレシュの一撃

55分、ポーランドFWカロル・シフィデルスキがこぼれ球を押し込んで2-2に。37歳のレヴァンドフスキは「最後のW杯」への執念を見せ、チームを鼓舞し続けた。しかし試合を決めたのはスウェーデンだった。

88分、カウンターから左サイドを突破したスウェーデンがゴール前に折り返すと、中央に走り込んだギェケレシュが右足で叩き込んだ。3-2。ストロベリー・アレーナは爆発した。

POINT 1 予選グループ0勝・最下位からの「下剋上」

スウェーデンは予選グループで0勝・最下位という屈辱的な成績に終わっていた。しかしネーションズリーグの成績でプレーオフに回り、準決勝ではギェケレシュのハットトリックでウクライナを3-1で撃破。決勝でもポーランドを3-2で下し、「0勝からのW杯出場」という劇的なストーリーを完成させた。グレアム・ポッター監督の下で別チームのように蘇った。

グループF——日本の対戦相手が確定

チームFIFAランクW杯通算成績
オランダ7位11回出場(準優勝3回)
日本15位7回連続出場
チュニジア38位6回出場
スウェーデン32位12回出場(準優勝1回)

日本vsスウェーデンは**6月25日(ダラス、AT&Tスタジアム)**で対戦する。W杯での対戦は史上初めて。

POINT 2 日本が警戒すべきスウェーデンの3つの武器

(1)ギェケレシュ&イサクの2トップ:アーセナルのギェケレシュとニューカッスルのイサク。プレミアリーグで得点を量産する2人の共演は、W杯でも最強クラスの攻撃ユニットになる。
(2)エランガの左足:PO決勝で見せたカーリングショットの精度は脅威。日本の右サイドは要警戒。
(3)ポッター監督の戦術:チェルシーでは結果を残せなかったポッターだが、スウェーデン代表では守備の組織力を再構築。0勝からの下剋上を実現した戦術眼は侮れない。

注目選手——スウェーデンのキーマン5人

1. ビクトル・ギェケレシュ(アーセナル/CF)

PO準決勝ハットトリック、決勝88分決勝弾。27歳の「北欧の怪物」がスウェーデンをW杯に導いた。アーセナルでもプレミアリーグ得点を量産しており、日本のCB陣にとって最大の脅威。

2. アレクサンデル・イサク(ニューカッスル/CF)

ギェケレシュとの2トップが実現すれば、プレミアリーグ最強クラスのストライクパートナーシップとなる。スピードとテクニックに優れ、裏への飛び出しが持ち味。

3. アンソニー・エランガ(ノッティンガム・フォレスト/LW)

PO決勝の先制弾はエランガの才能を世界に示した。左足から繰り出されるカーリングショットとドリブル突破は、対戦する日本の右サイドにとって大きな脅威。

4. グスタフ・ラガービエルケ(所属不明確/CB)

PO決勝でCKからのヘディングで2点目を記録。セットプレーでの得点力と空中戦の強さは、日本にとって警戒すべき武器だ。

5. ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ/CF)※ポーランド

敗れた側だが、37歳のレジェンドが見せた「最後のW杯」への執念は特筆すべき。チームを鼓舞し続けた姿は、サッカーの美しさそのものだった。W杯の舞台には立てなかったが、そのキャリアに傷はない。

日本vsスウェーデン——W杯グループF展望

POINT 3 グループFの全日程

6月14日:日本 vs オランダ(ダラス)
6月19日:日本 vs チュニジア(フィラデルフィア)
6月25日:日本 vs スウェーデン(ダラス)

スウェーデンは「予選グループ0勝」というデータだけ見れば格下に映るが、プレーオフで見せた爆発力は本物だ。ポッター監督の下で「ピークを大舞台に合わせる」チーム作りが機能しており、グループFは4チームとも侮れない激戦区となることが確定した。

TAKEAWAY スウェーデンのW杯出場が日本に意味すること

(1)ギェケレシュ88分決勝弾でスウェーデンがポーランドを3-2で撃破。予選グループ0勝からの下剋上でW杯出場。
(2)グループFが確定:オランダ、日本、チュニジア、スウェーデン。日本vsスウェーデンは6月25日ダラスで初のW杯対戦。
(3)ギェケレシュ&イサクの2トップはW杯屈指の破壊力。日本は「0勝の格下」という先入観を捨て、万全の準備で臨む必要がある。